肥満の危険性とダイエットに有効なトマト

肥満は、BMI=体重kg/(身長m×身長m)で算出される体格指数BMI25以上と定義される身体に過剰な脂肪が蓄積した状態を指し、男女ともにBMI=22が理想体重であり高血圧や高脂血症、肝障害などの有病率が統計学上最も低いとされています。BMIは、一般的な人に対しての体格指数であり、著しく筋肉量の多いアスリートやボディービルダーは例外です。
肥満は、りんご型と呼ばれる内臓脂肪型と洋梨型と呼ばれる皮下脂肪型に大きく分類され、特に内臓脂肪型は糖尿病をはじめとする多くの生活習慣病の危険因子となり、健康障害を伴いやすいハイリスク肥満と考えられています。
内臓脂肪型は、ビール腹や中年太りとも呼ばれ腹部の内臓の周囲に脂肪が蓄積されている状態であり、BMI25以上に加えウエストが男性で85cm以上、女性で90cm以上と定義されていますが、内臓脂肪型は外見だけでは判断出来ないケースがあるので、厳密にはCTスキャンで腹部の断面画像を撮影し診断します。
内臓脂肪型は、過剰なカロリー摂取や運動不足が原因とされ、糖尿病や脂質代謝異常、高血圧、高尿酸血症などの生活習慣病を引き起こし、心筋梗塞や脳血栓、一過性脳虚血発作などの重篤な疾患の引き金になるとしてダイエットが必要とされています。
ダイエットには、名古屋大学の研究によりトマトに含まれるリコピンが有効とされています。トマトに含まれるリコピンは、天然カロテノイドの一種とされる赤い色素であり、活性酸素を抑制する強い抗酸化作用や脂肪細胞の成長を抑制する作用、摂取した脂肪の吸収を阻害する作用などにより、ダイエット効果が得られます。
トマトには、リコピン以外に肝臓内の脂肪を燃やし中性脂肪を減らす13-oxo-ODAや満腹感が得易く食べ過ぎを防止する食物繊維、基礎代謝の要となる筋肉を強化するグルタミン酸、ルチン、カリウムなどもダイエットに有効とされています。